今回のテーマは京都南禅寺「金地院」

ごきげんよう!!Atelier FlorenceのToshiko(登志子)です。

今日のテーマは旅、京都です。

南禅寺塔頭『金地院』で奥深い禅文化に触れてみましょう。

忙しすぎる毎日に少しブレイク。大人だからこそ、京都の風情を感じ心ときめきます。

京都五山「五山之上」とされる臨済宗南禅寺派の大本山「南禅寺」は

京都三大門の一つである「南禅寺山門」は

歌舞伎で石川五右衛門が「絶景かな」っと見えを切る場面の舞台として有名です。

そして、その塔頭の一つである「金地院(こんちいん)」には、6つの門があります。

拝観窓口すぐ左にある小さめの唐門が「明智門」です。その名の通り明智光秀ゆかりの門で、

光秀が母の菩提を弔うために同じ京都にある名刹「大徳寺」に建立したものですが、

明治になって「金地院」に移築されました。以前にはもっと豪華な門があったそうですが

金地院の簡素で奥深い禅文化と「明智門」が見事にマッチし、何とも言えない美しい風景です。

「金地院」の「鶴亀の庭」は国の特別名勝に指定されています。

いつまでも眺めていたい美しさです。「鶴亀の庭」は崇伝和尚が

徳川家光のために、小堀遠州に命じ5年をかけて造らせた蓬莱式枯山水庭園です。

(蓬莱式庭園は蓬莱神仙思想に基づいた庭園です。

蓬莱神仙思想というのは不老不死を願う道教的な思想です。

不老不死の仙人が住む蓬莱山(蓬莱島)や、長寿である鶴や亀をモチーフにした島(鶴島、亀島)で

構成されているのが蓬莱式庭園の特徴です。

蓬莱山、鶴島、亀島を表す石組はいろんな庭園に取り入れられますが、

それらが主役となった庭園を「蓬莱式庭園」や「蓬莱形式の庭園」などといいます。)

また、庭には四季を感じられる木々を植えるものですが、

「鶴亀の庭」はいつも変わらず緑の美しい庭園の常緑樹です。

まさに、徳川の恒久の繁栄を表しているようです。

唯一、亀の背には落葉樹である古い柏槙(びゃくしん)の木が植えられています。

「鶴亀の庭」名前の由来は本堂側から見て、右手に鶴、左手に亀が配置されています。

鶴の背の青々と若々しい常緑樹と亀の背の落葉樹との対比が面白いです。

「金地院」は、3代将軍徳川家光が訪れる事を意識して造られましたが、

家光が訪れたことは無かったそうです。

将軍になったつもりで素敵なお庭を眺めてみては、いかがでしょうか。

ゆっくりと時が流れます・・・・。

お寺の中には、東照宮があります。

家康の遺言「南禅寺金地院にも小堂建立仕勧請、於京都所司会代を始、武家の面ミ致参詣候」

(南禅寺中金地院へ小堂を建立し、所司代はじめ武家の輩進拝せしむべし)

建立された東照宮は「鶴亀の庭」と同じく小堀遠州の設計によるもので、

重要文化財に指定されています。

「東照宮」は東照大権現である徳川家康を祀る神社。金地院東照宮の本殿には家康の遺髪と念持仏が

納められているということです。

現在は色あせていますが、建物正面には極彩色で彩られた透かし掘りが施され、

創建当時は日光東照宮に比する壮麗さだと賞されたそうです。

「東照宮」は、京都の神社では珍しい本殿と拝殿の間に石の間を置く権現造(ごんげんづくり)です。

拝殿の天井には、狩野探幽の筆による「鳴龍」が描かれています。

正面に掲げられている「布金道場」の書は山岡鉄斎の筆です。

明治初期に起こった廃物毀釈から守るため、仏教寺院ではなく道場であると書いたものです。

方丈の各部屋の襖や障子腰板には、狩野派による金地の障子画があります。

小堀遠州の設計で建てられた三畳台目の茶室「八窓席」と

長谷川等伯の襖絵「猿猴捉月図」(えんこうそくげつず)は見どころです。

「八窓席」は三名席の1つに数えられ、茶室の中では皆平等であるとしたこれまでのものとは違い、

茶室の中でさえ上下関係をはっきりさせた造りになっています。躙口(にじりくち)前に縁を設け、

正面に床と点前座を左右に並べた「遠州好み」の茶室の古典です。

「八窓席」と言いますが、実際の窓の数は6つです。

長谷川等伯の襖絵「猿猴捉月図」の猿は日本猿ではなくテナガザル。

竹を割いて作った筆で描いたとされるフサフサとした毛と顔の真ん中にギュッと集まった目鼻口が

とても可愛らしいです。しかし、水面に映る月に手を伸ばして取ろうとする猿の姿は、

形の無いものを追い求める愚かさへの戒めだそうです。かわいいおさるさんの教えなので

素直に受け入れられそうです。

鳥をよく描いている私は、雲谷等益(うんこくとうえき)が描いている「カチカチ」と鳴き

縁起物とされる「濡烏屏風」(ぬれからすびょうぶ)の烏(からす)の表情が魅力的だと

思っています。

水浴びしているカササギの濡れている羽の質感を墨だけで表現されていることに驚きました。

京都と言えば雅な公家文化のイメージがあるかと思われますが、

室町時代に入り臨済宗の寺院が建てられるようになると、

簡素な中にセンスが感じられる武家文化が登場します。

時には、味わい深い枯山水庭園や襖絵を眺めて贅沢な時間を過ごしてみませんか。

特別拝観のお申込みをすると、説明を受ける事ができます。

最後までお読み頂きありがとうございました。

コメント

  1. マイケル ロバート より:

    可愛らしい小鳥だね~

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